井戸端らんち[VOL.2]

「井戸端らんち」。井戸端会議のように織りなされる、ランチタイムのなるほどばなしを、わたしの目線で切り取って、議事録として残すことにしました。

シンガポールで生活する同僚と過ごす毎日のランチタイムはいつも面白おかしく、刺激的で、ときにはハッと驚くような気づきももたらしてくれます。せっかくだから、ここにいるうちにくだらない話も、家族の話も、シンガポールならではの話も、子育ての話も書き留めておきたい。振り返ったときに、また新しい気づきやパワーが生まれるように。そんな思いです。

第1回目の「子育て」にまつわる記事はこちらからどうぞ。


第2回目は、

シンガポールのリノベーション

について。

憧れのマイホームをようやく手に入れ日本人の同僚がいます。マイホームと言ってもシンガポールでは「HDB」と呼ばれる政府が管理している公共団地。ここに市民のほぼほぼが住んでいるんです。コンドミニアムやプライベートアパートメントももちろん存在しますが、それは外国人向けの住まいであって、基本的に国民はそのHDBを買う、というのが一般的。わたしはHDBの一部屋を間借りしています。ちなみにこのHDB、政府管轄のものなので、社会に出たときからHDBを買うための給料天引き貯金「CPF」(これも国が運営している)がオートマティックに発生し、給料の20%が勝手に引き落としされるという、驚きの制度があるんですよ。(CPFは家を買うためだけの貯金にとどまらず、子どもの教育費や医療費などに充てがうことも可能!)

前置きはさておき、そのHDBを購入した同僚。リノベーション期間はかれこれもう半年以上!通常のリノベ期間は3ヶ月くらいなのだそうです。なかなか終わらない理由はもちろん施工会社の作業クオリティ。

彼女の話を聞くたびに(もちろん常に怒ってる)、施工会社のずさんさを知るのですが、その内容がひどいのなんのって。まず、ペンキははみ出す、言った通りの高さに棚を配置しない、それぞれのパーツの高さがガタガタ、タイルをキレイに貼れない、ドアの取り付けも雑、タイルの上を土足で歩く、資材が到着してないから作業ができないと駄々をこねるなどなど。傍から聞いてると笑ってしまうこともあるのですが(失礼だけど)、当の本人は常に怒り心頭。こだわりを詰め込んだとびきりのマイホームだからこそ、もっと丁寧に慎重に扱ってほしいと思うのがオーナーごころというもの。と言うかこだわりがなくったって、マイホームなんだから、丁寧に扱ってほしいですよね!

POCHI調べによるとHDBは建築されている段階から多少のズレがあったり、床に隙間があったり壁に穴が空いていたりすることが日常茶飯事なので、建築後3年は不備があって当然なのだそうです。そのクオリティが当たり前ってどうなん!と我々日本人からすると意味不明で理解できないことがたくさんあるのですが、それを紐解いていくと結構ヘビーな話になるので、またの機会に。

ただ、確かに言えることは、リノベに限らずいろいろ雑!っていうこと。それが、ゆるーくて心地よいときももちろんあるのだけれど。いろいろ細かく、秩序を重んじるお国柄で育った日本人的には「え?このレベルでOKなんですか?」と感じることが生活のなかでたくさんあります。掃除とかクレンリネスとかに関しては、まさにカルチャーショック。だからと言って、この国のことを嫌いになるとか、ディスっているとかそういうことではないことは神に誓って言えますのでご安心ください。

リノベがなかなか終わらない同僚には、お気持ちお察しします。との気持ちでいっぱいなのと、シンガポールのサグラダ・ファミリアにならないよう、一刻も早く完成してほしいなあというわくわく感でいっぱいです。素敵ハウスになることは確実なので、お邪魔できる日を夢に見て。。♡


ではまた~!