LOCAL FOOD[TEH TARIK]

甘党にはたまらない、庶民に愛されるシンガポールのミルクティー「TEH TARIK(テタリ)」。

シンガポールに住み、わりと早い段階でシンガポールのミルクティーが激甘だという事実に気づきました。

ミルクティーにはいろんな種類と呼び方があります。たとえば「Teh O (テーオー)」だったらミルク無しで砂糖あり、「Teh  C(テーシー)」だったら無糖練乳ありなど。なので、勘の良い方ならお気づきかとおもうのですが、シンガポールのミルクティーに使われている「ミルク」というのは、牛乳ではなく、練乳なんです。だから濃厚で激甘。はじめて飲んだ時は「ただの練乳」としか思えなかったけど、これが疲れた体に染みわたるんです。あと辛い料理にもあう~~。激甘なだけでも、すでにとってもユニークだとおもうのですが、もっとユニークなミルクティーが「TEH TARIK(テタリ)」。TEH TARIKマレー語で「TARIK(タリ)」というのが「引く」という意味だそうなのですが、作りかたを見ていると、まさに、テーをタリしている、という感じ。

ここはサルタンモスクの近くにある、TEH TARIK(テタリ)の有名店。注目すべきは、高々と腕を上げて、テーをタリするお兄さん。動きがはやすぎて、写真がぶれすぎててすみません。

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タリの動作を4回くらい繰り返すと、泡が立つのと紅茶をほどよい温度まで覚ますことができるんだそうです。で、最後はどや顔で袋に入れたテタリを渡してくれます。

 

ほら、できたで!どやあ!の顔。

ちなみに、突っ込みどころ満載の「金魚すくいでつかう袋」としか日本では認識されていないであろうこのビニール袋にドリンクや食べ物を入れるのも、シンガポールの立派な文化です。あいにくTEH TARIK(テタリ)の巨匠である、この店のおじいさんにはもうお目にかかれることはなさそうですが、お兄さんの技を見ているだけで真似したくなります。けどきっと、シロウトのわたしがやるとTシャツびちゃびちゃになって、練乳だからTシャツもべたべたして、やばいことになるんだろうなと思うので、テーをタリするのは控えておきます。でも、テーをタリする動作よりも、袋に注ぐ動作のほうが難しそう!

 

ちなみに、TEHはこんなふうにくくってくれるお店も。IMG_3406でもテタリは、タリしたときにできた泡が肝心なので、泡をこわさないようにするために封を閉めないんだろうなと解釈しています(裏付けはないけど、なんとなくそうな気がする)。飲み方は、こう。シンプルに、こうやって飲みます。どあっぷすみません。

 

余談ですが、マレーシアでは「TEH TARIK(テタリ)」をいかにして格好よく淹れることができるかを競う大会があるらしく、くるくるまわりながら注ぐ人や二人羽織みたいにして注ぐ人もいるみたい。かなりおもしろかったので、気になる方は検索してみてください。(著作権のことがあるのでURL はあえて貼らないでおきますね)