Why I choose to come to Singapore?

「ありささんは、どうしてシンガポールに?」

 

100%の確率で聞かれるこの質問。

そりゃそうですよね。

主人の転勤で、というわけでもなく

彼氏がシンガポールにいるわけでもない。

海外ならシンガポールじゃなくても良かった。

なのに、なぜ、単身でシンガポールに来たのか。

なぜ、シンガポールを選んだのか。

 

わたしは、いつもこう答えます。

「30歳を機に日本から出てみたかったからで、

シンガポールを選んだ理由は一番自分の身の丈に

あっていたから。ある意味、消去法なんです」

 

わたしがシンガポールへの転職を決めたのは

2016年12月中旬。

 

昔から「30歳までに結婚していなかったら

日本を出て海外に行く」と英語も喋れないのに、

冗談交じりで母に大口を叩いていたわたし。

(わりと頑固なところがあるので、

一度言い出すと、まわりの意見を受け入れず暴走します。

この件もおなじく。あれだけ大口を叩いたのだから、

絶対に日本から出ないといけないと思っていたんです)

 

12月に突入し、あと数ヶ月後には30歳を迎える。

その不安と焦りから、どうにか日本を出る方法を

見つけださないと!と思っていました。

 

日本を出たい。でもどこの国へ?

そこで、まずは国選びから始めました。

30歳までとにかく時間がない。

一刻も早く見つけたかった。

思いついた選択肢は、3つ。

 

①ワーキングホリデー

②留学

③転職

 

①のワーホリは年齢的にも行ける国が限られていたことと、

収入面への不安から、断念。

②の留学も、金銭面を考慮すると非現実的でした。

となると、残りは③。

 

今まで旅行で訪れた国は、

韓国、オーストラリア、イギリス、オランダ、

ポルトガル、アメリカ、そしてシンガポール。

自分のキャリアと、ここなら生活できそうと感じた国、

そして、自分の英語力。

これを総合的にまとめて判断すると、

シンガポールが有力でした。

 

よし、国はシンガポールにしよう。

よし、シンガポールに転職しよう。

そこから超特急で日系の出版会社を探しました。

なぜなら、わたしは英語が堪能ではないし、

編集職とライターしかできないから。

偶然にも12月中旬にシンガポールに遊びに行く

機会があったので、

「どうせ行くなら飛び込みでもいいから

面接を受けにいこう!」

そう決めて、シンガポールに行く3日前に

履歴書や職務経歴書、ポートフォリオをまとめ、

行きたい会社へメールを送りました。

 

もちろん、たくさん葛藤はありました。

メールを送るべきか送らないべきか。

本当にこの行動が正しいのかどうか。

本当にこれでいいのか。

 

でも、やってみないとわからない。

メールを送ってダメなら仕方ない。

別の方法を考えればいい。

 

一番避けたかったことは「後悔」。

それだけです。

 

メールを送らずに

シンガポールに遊びにいったと仮定して

帰国後、「ああ、あのときに

やっぱりメールを送っておけばよかった。

何かが変わっていたのかもしれないのに」

 

そう自分に落胆し、悔いることだけは

絶対にしたくありませんでした。

自分のことは自分が一番よく分かっていて、

きっとわたしはメールを送らないと

あとで絶対に後悔する、と思ったんです。

 

もちろん書類の準備はかなり大変でした。

返事が来るまでの時間も不安で眠れなかったし、

もし返事がこなかったらまた別の方法を探さないといけない。

どうしてもネガティブな想像ばかりをしてしまい、

とっても苦しかったです。

 

でも、面接して頂けると分かったときの喜びは、

何にも変えがたいものでした。

(まるでシンガポール生活が

その場で確定したかのような嬉しさったら!)

 

あれだけ遠かった海外への道が

いっきに縮まったような、

シンガポールへの扉が開けたような。

自分の明るい未来が想像できたのは、

長い人生で後にも先にも、あの12月だけだったと思います。

 

いま振り返ってみると、あのころは

何かに取り憑かれたかのように

シンガポールへ行くことばかり考えていました。

 

絶対に行きたい!絶対に叶えたい!

 

親にも一切言わずに隠して、

密かに面接を受けに行った。

そこまでして、

成し遂げたかったシンガポールでの生活。

 

この30年生きてきて、

あれほど強く何かを願ったことは

いまだかつてなかったと思います。

 

自分ひとりの力では、

今こうして生きることはできなかった。

だからこそ、シンガポールでの生活は

毎日が奇跡のような、夢の中にいるような

そんなかんじです。

 

反対せずに送り出してくれた両親、

応援してくれた友人たち、

わたしを受け入れてくれた会社、

一緒に働いている愛おしい仲間たち、

家のオーナーやハウスメイト、エージェント、

そして、わたしを待っていてくれた大切な人。

 

シンガポールに来て、ようやく、

人のやさしさ、

人とのあたたかいご縁、

奇跡のような出会い、

愛情、思いやり、

毎日が特別だということ。

 

それらの本当の意味を知ることができました。

今日も、とっても素敵な出会いがあったんです。

それもあって、この国での出会いは

わたしにとって特別。

 

「何をしにシンガポールへ?」

の答えについてお話しようとおもっていたのに

うっかり、話が脱線してしまいましたね。。

ごめんなさい。

 

今度は内定をもらってからのお話を

お届けしたいと思います。

 

写真は、お気に入りのシンガポールの夜。

きらきらしていて、本当にきれいです。

 

今日も、POCHI に足を運んで頂きありがとうございます。

明日もすてきな一日を。

 

ありさ。